生命保険料を見直して固定支出を抑える!

保険を見直す
しろくま
しろくま

20代で1,000万円以上貯めた”しろくま”が書いています。

この記事では、次のことが分かります。

・生命保険を見直す前に知っておきたいこと
・生命保険を見直す場合の考え方

 

生命保険のうち、どういう保険が必要か、保険の見直しについてどうしたらいいか、

ということは一概には言えませんが、

致命的なことになるかならないかを基本と考えます。

 

どのようなことが致命的なことなのかは、

それぞれの立場、環境によります。

たとえば、ものすごいお金持ちならば、そもそも保険に入る必要は全くありません。

養っている家族が大勢いる人と養っている家族が一人もいない人とでも

必要な保険が変わります。

 

生命保険の見直しの前に生命保険の種類のおさらい

そんなことわかっているという方は飛ばしてください。

おおざっぱに言って死亡保険、医療保険、学資保険があります。

生命保険の種類 死亡保険

被保険者が死亡したことによって保険料が支払われる保険です。

大きくは、次の2つです。

①一定期間内に被保険者が死亡したときに保険料が支払われる定期保険

②保険期間を定めないで生涯にわたって保証する終身保険

生命保険の種類 医療保険

医療機関にかかったときに被保険者に医療費が支払われる保険です。

学資保険

子供の学資を準備する貯蓄型の保険です。

 

生命保険を見直して節約する前に知っておきたいこと

実は日本の社会保険制度はかなり充実しているということを知ってください。

死亡保険を考えるには、遺族年金制度、団体信用保険制度を知っていなければなりません

遺族年金制度

遺族年金は、国民年金または厚生年金保険の被保険者または被保険者であった方が亡くなったときにその方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金です。

遺族基礎年金」および「遺族厚生年金」があります。

(i)遺族基礎年金は、国民年金の被保険者等であった方が、受給要件を満たしている場合、亡くなられた方によって生計を維持されていた「子供のいる配偶者」または「子供」が受け取ることができます。

遺族基礎年金の年金額は令和2年4月現在で、(781,700円+子の加算)です。

子の加算は、第1子、第2子が各224,900円、第3子以降が各75,000円です。

(ii)遺族厚生年金は、厚生年金保険の被保険者等であった方が、受給要件を満たしている場合、亡くなられた方によって生計を維持されていた遺族が、遺族厚生年金を受け取ることができます。

遺族厚生年金の年金額は支払ってきた厚生年金の額によるので一概には言えません。

詳細を知りたい方は日本年金機構のサイトをご覧ください。

(iii)細かいことはいろいろあるのですが、ここでは、受給要件を満たす場合には、自営業者などで国民年金のみを支払ってきたときには遺族基礎年金だけがもらえ、会社員のように厚生年金を支払ってきたときには遺族基礎年金と遺族厚生年金とがもらえる、と覚えておけばいいと思います。

団体信用保険

団体信用保険は、住宅ローンの返済中に住宅ローンの契約者が死亡、高度障害状態となった場合に保険金により残りの住宅ローンが弁済されるものです。

住宅ローンを借りるときには団体信用保険に加入することが必須です。

万が一の場合に、残された人が住宅ローンの残金を支払わなくて済みます。

医療保険を考えるには高額療養費について知っておかなければなりません。

高額療養費制度は、同一月において医療費の自己負担額が高額となった場合に一定の金額が払い戻される制度です。

自己負担の限度額は、収入によって違いますので

詳細は協会けんぽのサイトをご覧ください。

ここでは、医療費が高額になった場合に

自己負担額から払い戻しがあることを覚えておけばいいと思います。

要するに、医療費が高額になった場合に、

実際には医療費の自己負担額の全額を支払う必要がない

(厳密には一時的に支払い、後で払い戻されます)ということです。

また、一般的なサラリーマンの方であれば

病気やケガで働けなくなった場合には傷病手当金として

給料の2/3程度が最長1年6ヶ月もらえます。

自営業者の方はもらえません。

また、重度の障害が残ってしまった場合には、

一般的なサラリーマンの方であれば障害基礎年金と

障害厚生年金とがもらえ、

自営業者の方であれば障害基礎年金がもらえます。

学資保険は貯蓄と保険が合わさったもの

学資保険は貯蓄と保険とが合わさったものですから、

貯蓄の部分については通常の積立定期などで賄うことができ、

扶養者に万が一のことがあった場合に備えるには生命保険で

賄うことができるという考えです。

まとめ

それぞれの立場、環境、財産などで変わりますが、

上で述べたことをは、

一般的な会社員の場合は、

生活に必要な全額を生命保険で賄うほどの生命保険料は必要ない、

医療費の自己負担額のすべてを賄うほどの医療保険料は必要ない、

学資保険は生命保険と貯蓄で賄えるので必要ない、

ということになると思います。

但し、まだ子供が小さい方は

子供が大きくなるまでの期間が長いので

ある程度高い保証のある生命保険が必要でしょうし

(もっとも若ければ保険料も安い)、

自営業者の方は遺族厚生年金が無いので、

やはりある程度高い保証のある生命保険が必要と思います。

 

また、自営業者の方は傷病手当金、障害厚生年金が無いので、

医療保険の金額を高くしたり、

収入保障保険なども考える必要があると思います。

日本の公的制度は充実しているので、

その公的制度を知り

(完全に理解するまでは必要ないと思います、

そのような公的制度を知っていることが重要です)、

それぞれの立場、環境に応じよく考えて

保険を選択することが必要と思います。

生命保険の見直しは最終的には自己責任でお願いします。

火災保険、自動車保険については次の記事をご覧ください。

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