節約するどころじゃない やばい! リボ払い

変動支出を抑える

この記事では、次のことが分かります。

・リボ払いの恐ろしさ
・クレジットカードの最適な支払回数

リボ払いとは 簡単に

細かい話をすると残高スライド、定額などいろいろとありますが、簡単に説明すると、リボ払いは毎月一定の金額(元本のみが一定だったり、元本+手数料が一定だったりします)を支払っていくというものです。

たとえば、10万円の商品をクレジットカードで買った場合に、毎月の支払額を1万円にすると毎月1万円(+手数料)ずつ支払っていくというものです。このように毎月の「支払額」を決めて支払うのがリボ払いです。

いつ支払いが終わるのかは、毎月の支払額によって変わります。極端な言い方をすれば、いつ支払いが終了するかまったくわかりません。

リボ払いに似ているものに分割払いがありますが、分割払いは「支払い回数」を決めて支払い回数から決まる毎月の支払額を支払う(利息も支払う)ものです。

たとえば、10万円の商品を買った場合に2回の分割払いにすると毎月5万円ずつ支払い、5回の分割払いにすると毎月2万円ずつ支払うものです。分割回数分支払えば支払いは終わります。

リボ払いのメリット(?)と言われているもの

(1)手元にお金がない時でも高額の商品を買える

これはメリットなのでしょうか?
手元にお金が無いのに高額の商品を買うのは単なるバカ以外のなにものでもありません。

(2)毎月の支払額を抑えることができる

ん?ん?ん?というところですね。
毎月の支払額を抑えなければならないくらいクレジットカードを使うことがおかしいんです!!

(3)クレジットカードの返済ができないときに一時的に滞納を抑えられる

クレジットカードの返済ができない金額を、クレジットカードで支払ってしまうことが大きなマチガイです。

(4)毎月の支払額が一定なので家計管理がラクになる

管理は楽なのかもしれませんが、その分高額な手数料を払わなければなりません。そもそも、家計を圧迫するほどクレジットカードを利用することがマチガイです。
元本定額払いの場合には、毎月の支払額は一定額に手数料を加えたものですので必ずしも一定ではありません。

(5)限度額以内なら何度も利用できる

何度も利用できるのはリボ払いに限ることではありませんが、自分で支払える金額くらい管理できる人がクレジットカードを使うものです。

(6)リボ払いにするとキャッシュバック、ポイント加算などの優遇措置がある

キャッシュバック、加算されるポイントなどで得する以上のリボ払いの手数料を支払うことが果たしてメリットでしょうか?得する金額から手数料を引くとマイナスになります。

(7)余裕があるときに残高をまとめて支払える

リボ払いをすること自体が間違っているのに残高をまとめて払うのがメリットとはとても思えません。余裕ができるまで待って商品を買えばいいのです。

(8)回数によっては分割払いよりも手数料が少なくなることがある

確かにそうですが、分割払いでさえ手数料を取られます。手数料を支払うくらい馬鹿らしいものはありません。

リボ払いのデメリット

(1)利息がかかる

一般的には、金利は15%程度です。
くらくらしてしまう数字です。
この金利の本当の怖さを理解できないのなら、その時点で絶対にリボ払いを止めるべきです。
とくにリボ払いは毎月の支払を抑えるので支払い終わるまで長くかかってしまいます。ということは、手数料を支払う期間が長くなるということです。

(2)支払額が毎月一定なので、クレジットカードの残高が多くなってもわからない

クレジットカードの残高が10万円でも50万円でも100万円でも、支払額は、たとえば、一定額+手数料なので借金が増えているという感覚がありません。とくに、手数料込みで一定額の支払の場合には、より借金が増えているという感覚がありません。そのため、さらにクレジットカードを使うようになってしまいます(もちろん、限度額はあります)。

たとえば、クレジットカードの残高が100万円になってしまったら、毎月1万円の元本定額支払いでは2020年10月から返済を開始したとして、2029年1月にならなければ返し終わりません。総支払額は実に1,628,869円、そのうち手数料は628,869円です(金利を15%とする)。100円使って約163万円を支払わなければなりません。

しかも、実は手数料も毎月支払うので、たとえば、定額の1万円だけ支払うものではありません。1万円+手数料を支払わなければなりません。100万円の残高がある場合には、最初の数年は2万円以上支払い続ける必要があります。

元本定額払いでさえ、この数字ですから、元本、利息込みで毎月1万円の支払いだとどうなってしまうのでしょうか?最初のころはほとんど利息のみを支払うことになります。考えるだけで恐ろしいことになります。

その間もクレジットカードを使っていたらクレジットカードの残高は増え続け、手数料もさらに増え続け毎月の支払いはいつになっても払い終わりませんし、毎月の支払ができなくなってしまいます。

リボ払いと分割払い どっちを選べばいい?

答えは1回払いです!

答えになっていないと怒られそうですが、クレジットカードの支払方法は翌月の1回払いのみです。

リボ払いも分割払いもボーナス払いも絶対にダメです。

翌月1回払いができないのならクレジットカードを使うのを止めましょう。翌月1回払いができない商品なら買わないだけです。

さらにいえば、クレジットカードは家賃のように毎月の支払いが必ずあり、かつ支払い額が決まっている固定費と水光熱費のように毎月の支払いが必ずあるが、支払額が月によって替わる変動固定費だけに使用すべきです。

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まとめ

ショッピングでもキャッシングでもリボ払いはできますが、やはりクレジットカードの返済方法は翌月1回払いのみです。

クレジットカード会社は、あの手この手でリボ払いをするように仕向けてきますので注意しましょう!

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